当社は3つの基本方針に沿って、日々努力を続けております。 1.品質に妥協は許さない。 2.納期の厳守。 3.適正価格で製品を提供する。 少しでも売り上げを増やしたいというのは、どの会社にとっても当然のこ とであり、私どもにとっても例外ではありません。 しかしながら、安易に他社よりも安い単価で仕事を受注してしまえば、品 質は低下し、納期を守ることが難しくなってしまします。 以下では、品質・納期・単価についてご説明しております。 当社は、高品質な製品を適正価格で納期通りにご提供することにより、 お得意様の在庫管理及び工程管理の面からコストを低減いたします。 必ずしも『安い鋳物がコスト削減の方法では無い』事をご理解いただけ れば幸いです。 鋳造欠陥対策 ピンホール、巣穴、引けなどの鋳造欠陥を防ぐためには、湯温の管理、脱酸装置・冷 やし金・スリーブの使用、押し湯などの対策が必要です。これらの対策を施さなくて も、それなりの形状は出来てしまうために『手間がかかるから』『単価が安いから』 といった理由で手間を省き、欠陥部は溶接でごまかすといった業者が少なくありませ ん。 品質管理 社内の『品質管理工程表』『検査表』等に従って検品を実施しております。 これらにより、万が一不良が発生した場合にも、不良の再発を防ぐ体制を整えており ます。 高品質を維持する為には上記以外にも、多くの時間と手間がかかっております。 したがって、『どこよりも安い』といった単価では高品質・納期の厳守といったこと に責任がもてなくなってしまいます。 しかしながら、当社では限りなく0%に近い不良品混入率(決して0とは言いません が)や、納期の厳守といった観点から、お得意様の生産管理に対するコストは必ず 軽減されるはずです。 『1kg当りいくら×何kg=いくら』という『丼ぶり勘定』的な単価計算をする業者が 現在でも多々見受けられます。 同じ重量でも形状が異なれば、製造に要する時間もそれぞれです。数倍の時間がかか ってしまう事も珍しくありません。 当社では大まか言って、次のように単価を算出しております(当たり前のことではあり ますが)。 例1)1個の場合 段取り費¥1,000+原材料費¥1,000+工賃¥1,000+輸送費¥1,000=\4,000/個 例2)100個の場合 段取り費¥1,000+(原材料費¥1,000+工賃¥1,000)×100個+輸送費¥5,000=\206,000 これを100個で割ると\2,060/個。 例3)500個の場合 段取り費¥1,000+(原材料費¥1,000+工賃¥1,000)×500個+輸送費¥25,000=\1026,000 これを500個で割ると\2,052/個。 当社では、適正な単価をお願いすることにより、たとえ1個のご注文でも100個のご 注文でも同じ一つの仕事と考えて、小ロット、短納期、高品質な製品をご提供致し ております。 いくらを低価格というのでしょうか? 1kg当たりの単価でしょうか? 既にご説明した通り、小ロットで格安単価というのは、通常両立することが出来ませ んし、1回のロットで個数を極端に増やしたとしても単価が大幅に安くなるというこ とも、また難しいと言えるでしょう。 そして無理に単価を安く抑えようとすれば、鋳造欠陥対策や品質管理を怠り、品質の 低下を招くことになります。 もし、金型鋳造やダイキャストでの鋳造の方がメーカー様にメリットがあると当社で 判断した場合には、それに合った業者をご紹介いたします。 そして、当社では以下の方法で可能な限りの低価格を実現しております。 @設計変更・・・・・設計の段階、或いは図面が完成した段階で一度打ち合わせをお 願い致します。可能であれば、鋳物の工数が減らせるように設 計変更をお願いいたします。 A鋳造方式・・・・・有機自硬性砂型鋳造、又はモールディング・マシーンでの砂型 鋳造から、より安価でご提供出来る鋳造方式が選択できます。 或いは、はそれが本当に砂型で鋳造するべきなのか?他の製造 方法があるのではないか?などご相談に応じます。 B込め数・・・・・・一型で一度に出来るだけ多く製品が鋳込めるように工夫して 1個当たりの工賃を低減いたします。 当社では、短納期のご注文に対応出来るよう、製造ラインから外れて造型をする人員 を配置しております。 通常は一人で造型出来る製品を担当しておりますが、場合によっては造型ラインに入 り、急ぎのご注文の担当をいたします。 |
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